フィルターベルト

フィルターベルト用濾布

バッチ運転から連続運転へ

フィルタープレスなどの加圧濾過がバッチ運転であるのに対し、キャンドルフィルターやリーフフィルターなど真空濾過でもバッチ運転の装置はあるものの、真空濾過は連続運転を可能にしました。そのため、真空ロータリードラムフィルター、真空水平ベルトフィルターなど、フィルタープレスと比較して後発の濾過器ではありますが、特に大きな処理用を必要とされる用途で広範に使用されるようになりました。

ベルト濾布に要求されるのは、縦方向の引張強度、走行安定性、そして広い原反幅です。
また、近年、大きな吸引力を持つ機種が開発され、従来フィルタープレスでしか捕捉できなかった微細粒子の捕捉が可能な捕集性の高さも要求されるようになってきています。
そうした幅広い用途に利用頂ける各種のベルト濾布をご提供いたします。

二層織濾布

ベルト濾布の用途を広げるために、濾過面をち密に、濾液が抜ける反対側を抵抗の少ない粗い織り方に、というコンセプトで開発されたのが二層織のベルト濾布です。これにより、従来、捕集性を良くしようとすると通液性が損なわれ、通液性を良くしようと思うと捕集性が損なわれる、という濾布のジレンマをある程度解決できることになりました。今のところ排脱石膏向けに使用されているのが大半ですが、食品や一般化学向けにも徐々に使用範囲が広がっています。

Laroxタイプの縦型フィルタープレス用濾布ベルト

フィルタープレスを限りなく連続運転に近づけようとして、旧ソ連時代のウクライナで開発されたベルト走行式の縦型フィルタープレス、いわゆるLaroxタイプのフィルタープレスは、鉱山の洗鉱工程で広範に利用されてきました。今日でも半数以上は鉱山で活躍していますが、最近では、一般化学工程、ビート糖マッド濾過、酸化チタン製造、コーンスターチ製造などの分野でも使用されるようになってきています。

縦に濾板を積み上げた構造ですので、1バッチの処理量を多くすることは出来ませんが、例えば、濾過サイクル8分、圧搾サイクル4分、ケーキディスチャージ5分、洗浄及び濾過準備3分、計20分などという短期間の濾過サイクルで運転できることで処理量を稼げるという利点がります。しかも高い濾過圧と圧搾圧で、有機スラリーでも含水率を30%以下にすることができるという特徴があります。

しかし、そのために濾布への負担が大きく、特殊な濾布ベルトしか使用できないという制限もあります。
弊社では、要求される高い引張強度を有し、長時間の運転でも伸びが生じないベルト濾布を用意しております。

代表的な温式濾布一覧

  • フィルタープレス
    • ポリプロピレン
    • ポリエステル
    • ナイロン
    • ウレタン多孔性膜コーティング
  • フィルターベルト
  • 縦型フィルタープレス